発達障害の特性により、日常生活や学習、対人関係でストレスを感じやすい子どもや大人がいます。
ストレスが長く続くと、情緒面や行動面に影響を及ぼすこともあるかもしれません。
この記事では、発達障害児を育てるわが家の体験談をもとに、発達障害とストレスの関係や、家庭や学校でできる対策を解説します。
多くの専門家とつながってきたわが家、そして子どもの発達障害発覚をきっかけに専門的な資格を取得した筆者の立場から、実際に試してきたことをお伝えしていきます。

発達障害とストレスの関係性

発達障害にはADHDやASD、学習障害(LD)などがあります。
これらの特性があると、計画通りにものごとが進まない、他者との意思疎通がうまくいかないなど、日常生活のささいなできごとが大きなストレスになることも。
そしてストレスが蓄積すると、感情の爆発や疲労感、やる気の低下など、さまざまな症状として現れやすくなります。
ADHDの子どもに見られるストレスサイン
ADHDの特性は、注意力の散漫や衝動性、多動性などがあります。
行動や思考を切り替えたり、順番待ちをしたりすることが苦手な傾向があるでしょう。
授業中や遊びの中でうまくできない場面が続くと、イライラや不安、落ち着きのなさが強まる可能性があります。
また、忘れものや失敗が多いことに対して、叱責を受けることも。
そうすると自己肯定感が下がり、さらにストレスが増加することがあります。
発達障害の特性が原因で、本人に非がなくてもつらい経験をし、さらなる心身の不調や問題行動が起こることを「二次障害」と呼びます。

発達障害の特性が原因で怒られる経験が積み重なって、不登校になったり暴力を振るうようになってしまったり…
そうやって後天的に生じた症状のことをいいます
二次障害を防ぐためにも、ストレスサインは見逃さないようにしたいですね。
ASDの子どもに見られるストレスサイン
ASDの子どもは、突然の変化や予定外の出来事に強い不安を感じることがあります。
コミュニケーションが不得意な傾向のある発達障害なので、対人関係でも不安感や緊張感を感じやすいかもしれません。
幼稚園や保育園、学校などの集団生活に属していると、団体や人間関係でのやりとりがうまくいかないことがあるでしょう。
そのようなできごとがストレスの原因になり、こだわりや反復行動(特定の行動を繰り返すようす)が強く出ることもあります。
ASDの子どもからストレス要因を拭い去ってあげるには、本人にとって過剰な刺激となるものを避ける環境が必要です。

何がストレスになるかはその子によって違うと思うので、本人の特性と相談して、避けるべき環境やシチュエーションをしっかり把握してあげましょう
LDの子どもに見られるストレスサイン
LDの子どもは、読み・書き・計算など特定の学習領域に苦手さを抱えています。
そのため、毎日の学習時間や宿題の場面で強い不安や疲れを感じやすく、拒否反応として現れることがあるでしょう。
たとえば宿題をしない、勉強の話題を出すと不機嫌になる、学校に行きたがらないなど、本人ができないことに耐えられなくなっている様子がみられるかもしれません。
LDという発達障害は、知的障害をともなっていないことが診断の条件です。
つまり、知的な遅れがないにもかかわらず学習領域に苦手を感じやすく、本人もそれをコンプレックスとして感じやすいのです。

学習障害の子は知的レベルが定型だからこそ、勉強ができないという失敗経験を積み重ねやすかったり、怒られやすかったりします

知的に問題がないとなれば、先生や親は「もっとしっかりやりなさい」と叱ってしまうかもね…
発達障害児と健常児のストレスの違い

発達障害児が感じやすいストレスは、健常児(発達障害ではない子ども)が感じるストレスとはまったく違うことがあります。
また、ストレスのとらえ方や感じるボリューム(強さ)、ストレスを受けたあとの行動など、さまざまな面で健常児の子どもとは異なるでしょう。
ストレスをコントロールできるかどうか
定型発達の子どもは、日常生活で起こるトラブルや環境の変化に、比較的柔軟に対応できます。
友だちや家族との関わりの中で、自然にストレスを発散する方法を学ぶことができるからです。
それに対し、発達障害をもつ子どもはそのすべを知らない、学べないことが多くあります。
それは本人たちの努力不足ではなく、発達障害、すなわち脳機能の障害が原因です。
また、定型発達の子どもは感情を言葉で表現したり、自分で気持ちを切り替えたりすることが容易にできるケースが多く、ストレスが蓄積しにくい傾向があります。
子どもですから、なんらかの問題が生じることもあるでしょう。
そのような場合も、周囲の助けを借りながら自力で調整する力を身につけやすいのが、定型発達児の特徴です。
発達障害があると、自分にとって不愉快なことや不都合なことが起きたとき、
嫌な気持ちになった
こういうことをしないでほしい
こっちのほうがいい
というふうに、自分の感情や今後の希望について言葉で表現するのが難しいことがあります。
この違いがあるだけで、本人にとってストレスをコントロールしやすいかどうかが大きく変わってくるのです。
ストレスをため込みやすいかどうか
発達障害の子どもは、ADHDやASDの特性により、定型発達の子どもと比べてストレスを感じやすいことがあります。
ADHDやASDはそれぞれ特性が違いますが、他者の意図を読み取るのが苦手という部分は一致しています。
友達や先生とのやりとりでも、ささいなコミュニケーションのズレや伝達ミスによってストレスを抱えやすいでしょう。

また、発達障害の子どもは曖昧な指示の理解が難しかったり、切り替えが苦手だったりします。
このような特徴から、家庭や学校での日常そのものが情報過多であり、ストレスが蓄積しやすいのですね。
そして感情のコントロールが難しく、イライラや不安が行動として表れることもあります。
言葉で感情を伝えにくい場合、内にため込みすぎてしまうことで、体調不良や学習面の困難として現れることも考えられます。
環境を整える必要があるかどうか
発達障害の子どもは、ストレスを自力で調整するのが難しいため、環境や生活リズムを整えることが重要です。
静かな場所で落ち着ける時間を設けたり、得意な活動を行い自己肯定感を高めたりすることで、ストレスの蓄積を防ぐことができるからです。
学校や家庭、支援機関が連携し、一貫した対応を行うことが求められます。
一方で定型発達の子どもは、環境を整えるというところまでは支援されない、もしくはその必要がないと判断されることが多いんです。

確かに合理的配慮が義務化されているとはいえ、たいていの子どもは多少我慢させてでも集団生活に適応させたり、周囲に合わせて行動することを教えられたりするよね

発達障害児に対して同じような対応をしてしまうと、ストレスが溜まったり二次障害につながりやすかったりします
といっても、個人的にはこの「環境を整える」という方法は、発達障害の有無にかかわらずすべての子どもに適用してあげたい方法だと思っています。
発達障害があってもなくても、その子にとってつらいものはつらいし、やりたくないことを無理やりやらせてしまうことで傷つけてしまうこともあるし…

でもまぁ、多少の嫌なことは我慢して学校に行き続けるという行動が、忍耐力を育てるのは事実だよね(自分もそうだったし)
以上のことが、発達障害児と健常児のストレスに関する大きな違いです。
発達障害児のストレスを軽減する方法

発達障害児が抱えるストレスを軽減するには、一般的に行うような「ストレス発散方法」とは違ったアプローチをとる必要があります。
環境を整えること、生活リズムを安定させること、得意な活動で自己肯定感を高めることなどが有効でしょう。
学校や支援機関と連携し、困りごとに応じたサポートを受けることも、ストレスの緩和につながります。
同時に、短期間でできる「本人が落ち着ける行動」や「安心できるルーティン」を取り入れることも効果的です。
環境を整える
発達障害の特性によって、日常生活の些細な変化や刺激がストレスの原因になりやすくなります。
そのため、物理的な環境を整えることから始めてみましょう。
遠回りなように見えますが、環境が整備された中で生活することができると、ストレスを緩和することにもつながりますよ。
まずは、生活や学習の場を整理して、過剰な刺激を減らすことを意識しましょう。

たとえば、机まわりを整頓して視覚的な刺激を最小限にしたり、騒音のない静かな場所を確保したりすることで、安心感を与えられます。
家庭でも、自分の部屋やパーテーションなどで区切った「落ち着けるスペース」を作っておくと、気持ちを切り替える場所として活用できますよ。

悲しい気持ちになったら布団にくるまる、泣きたくなったらいったん部屋にこもる、などの「行動」を決めると、本人がそうなったとき自然にそうしてくれることも!
生活リズムを安定させる
発達障害の子どもは、規則正しい生活がストレス軽減につながります。
睡眠時間をしっかり確保したり、毎日の食事や学習時間をルーティン化したり、夜寝る前に布団でゴロゴロする時間を確保したり…
生活リズムを安定させることを意識しましょう。
自律神経も整いやすく、感情の爆発や不安が減少することがありますよ。

わが家でいちばん大事にしているのは睡眠!
宿題や片付けなどやることが残っていても、睡眠を優先しています◎
得意なことや好きなことに取り組む
自己肯定感を高めるために、子どもが得意なことや興味のあることに取り組む時間を設けましょう。
好きな遊びや趣味に集中することで、ストレスホルモンの分泌が抑えられ、心が落ち着く効果があります。

また、好きなことや得意なことをするということは、成功体験を積むことにつながります。
ふだん怒られたり苦手意識を持ったりすることが多い子でも「できることがある」と実感でき、日常の困りごとへの耐性も高まります。
家庭や学校で、短時間でもよいので「楽しめる活動」を定期的に取り入れてみましょう。

療育や放デイでは、学業やトレーニングの合間に「楽しい活動」を取り入れてくれますよ◎

ぼくが通っている放デイでは、勉強のあとにマイクラできるんだ~!
気持ちを言語化する手助けをする
感情を言葉で表現できると、子どものストレスが軽減されます。
悲しい、困った、不安といった気持ちを親や先生が受け止め、共感するだけでも安心感が生まれるでしょう。
発達障害を持っていると、気持ちを言語化するという一見簡単そうなことも、ハードルが高いことがあります。
どうしても言葉で表現することが難しければ、カードやイラストを用意して、それらを使って教えてもらう方法もありますよ。

また、言葉ではなくジェスチャーなど、視覚的に伝えられる方法を使うのも有効ですね。
言葉が難しければ上記の方法を用いて、感情を外に出すことを意識してみましょう。
抑圧されたストレスが、溜まりに溜まって爆発するのを防ぐことができるかもしれません。
学校や支援機関と連携する
困りごとが家庭だけでは解決できない場合、学校の担任や支援員、療育施設と連携することが大切です。
このように、別々の場所にいる大人たちが連携することのメリットは、一貫した対応が可能になることです。
発達障害をもつ子どもにとって、家と学校で違うことを言われるのは大きなストレスになります。
たとえば、以下のようなことが起きないように工夫する必要があるでしょう。
- 家では親御さんに「宿題が難しければ無理にやらなくてもいいよ」と言われるが、学校では宿題をしてこなかったことを叱られる
- 家で身支度をするのに絵カードを使っているが、学校にはない
- 家では褒めて伸ばす教育だが、学校では厳しくされる
こういった一貫性のない対応が家と学校で続くと、子どもは混乱し、両方に対してストレスを感じてしまいます。
ここのズレをなくし、家でも学校でも対応を揃えるために、大人同士が連携を取る必要があるのです。

わたしはまめの小1の担任の先生から、この理由で密な連携を勧められ、連絡帳や電話で共有しあっていました
親は幼稚園や学校についていってあげることができませんから、安心して生活できる環境を整えるには、このように裏で大人たちがつながることが必要不可欠です。
また、先生や支援員など専門家からのアドバイスを受けたり、支援策を教えてもらったりすると、親御さんにとってかかわり方のヒントになることも。
子どものストレスを軽減させるだけでなく、学習や社会性の向上にもつながることが期待できるのですね。
気になる場合は、早めに連携先と連絡を取っておきましょう。
今すぐに家庭でできること

発達障害児のストレスを発散する方法についてご紹介してきましたが、家庭で今すぐにできることもあります。
学校や放課後等デイサービスでは、子どもが楽しそうに過ごしていたとしても、実は神経を使っていたり頑張りすぎていたりすることがあります。
もしそうなら、自宅でストレスを発散してほしいですよね。
わが家では、まめが学校で指摘されることを家庭でもフォローしたり、学校でできていないことを家庭でさせようとしたりしたことがありました。
たとえば、まめは授業についていくのが難しかったので(※この頃はまだ通常級にいました)、ドリルや宿題にも手をつけることができなかったんです。
そのため、1~2学年下げたプリントなどを用意し、2~3枚家でやってもらったりしました。

学校から指摘されているわけですし、学校でできていないならせめて家でやったほうがいいよね…と思っていたので。
しかし、発達外来でお世話になっている先生から思わぬ言葉をかけられたんです。

それはちょっとやらせすぎかもね

えっ…でも、1~2学年下げた簡単なものですよ

1~2学年下げて「簡単なはず」だと思っているのは親御さんだよね?
まめ君にとっては簡単ではないと思うし、負担になっているかも
学校から「学年の単元に全然ついていけていません」と叱責されていたので、家庭でやらせなければいけないと思い込んでいたわたし。
しかし、小児科の先生からは「そんなのやらせすぎだ」と言われてしまったのです。
子どもが少しでも学校で快適に過ごせるよう、ベストを尽くした結果でしたが、まめにストレスを与えてしまっていたかもしれないと反省しました。

すこし話がそれましたが…
こんなふうに、家庭でストレスを与えてしまうことがないよう、意識したいことをまとめてみます!
落ち着けるスペースを作る
家の中で、子どもが安心できる場所をもうけることが効果的です。
たとえば、座布団やクッションを置いた角の一角でもいいですし、カーテンで囲んだ小さなスペースでも良いでしょう。
本人が好めば、家の中の空いている部屋や自分の部屋も、個人のスペースとして最適ですね。
そこに本人が好きなものを置いて、本人にとって安心できる場所にしてあげましょう。
ぬいぐるみや好きな本、ブロックなど、本人の心がホッとするものであれば何でもOK。

気持ちが高ぶったり、泣き叫びたくなったとき、その場所で過ごせるようにします。
なるべく周囲は声をかけず、1人で落ち着く時間を与えてあげると、心をリセットする効果があるでしょう。
この方法のポイントは、事前にその場所と意味を本人に教えておくことです。
さりげなく用意しておいて、本人が気づいたら行く…というものではなく、本人が落ち着いているときに「悲しくなったときにはここに来ようね」と教えておきましょう。
何度か繰り返していくうちに、本人が「泣きたい!」「叫びたい!」となったとき、ふらっとその場所に行ってくれるようになるでしょう。

わが家では「スペース」ではなかったのですが、まめの自室を落ち着く空間にしました。
特に本人は椅子にすわってひたすらお絵描きをしたり、ブロックに集中するのが好きでした
まめは、心を落ち着かせたいときに何をしたいかわからなかった(好きなことがたくさんある子だったので)ため、事前に何をするか話し合って決めておきました。

自分の心を落ち着かせたいとき、何をしていると嫌なことを忘れられる?

黙ってお絵描きをしたり、マンガ読んだり、あと誰にも邪魔されずにブロックがしたい!
というわけで、自室にこもってこれらのことをしてもらうという運びになったのでした。
好きな遊びの時間を確保する
毎日の中で、子どもが夢中になれる活動を少しでも取り入れると良いでしょう。
たとえば、お絵描きが好きならお絵描きの時間を15分でも確保したり、ブロックやパズルで遊ぶ時間を作ったりします。
音楽を聴いても良いですし、Youtubeを見るのも良いですね。
延々とそれをさせておくわけではないので、動画やゲームなど「本来なら控えたい」ということでも、15分程度楽しませてあげるだけで大丈夫。
短時間であっても、自分の好きなことを集中して楽しむことで、ストレスホルモンが減ります。
さらに「あ~楽しかった」と思うことで、達成感も得られますね。
もし親子で一緒にできる趣味であれば、コミュニケーションのきっかけにもなるでしょう。


とはいっても、時間制限をすることでかんしゃくを起こしたり、やめさせたときに機嫌が悪くなったりすることもありますよね…
わが家でも「遊び」と「やるべきこと」の切り替えには本当に苦労しました。
かんしゃくを起こすこともまれにありましたが、まめの場合はとにかくダラダラと時間がかかりました。
でも、好きなことを延々とさせておくわけにはいきません。
食事やお風呂、睡眠、小学生になれば学習など、ほかにすべきことがあるからです。
そんなときわが家では、とにかく最初に「時間制限があるよ」ということを伝え続けました。

好きなことをしていいけど、17:00になったらお風呂だよ。
このタイマーが鳴ったらお風呂に入ってね。
と最初に伝えてから、好きなことをする時間をスタートさせていました。
しかし、それだけですべてがスムーズに進むわけもなく、タイマーが鳴っても次の行動に移ってくれないことは多々ありました。(今も…笑)

それでも、時間制限があるのだと最初に伝えて、見通しを立てさせること自体が大事なのだと感じます。
それが功を奏するのはずっとあとかもしれないけれど、少なくとも最初に「時間制限があるんだ」と思うことで、子どもなりに少しずつ「好きなことを好きなだけできるわけじゃないんだな」ということを学習してくれている気がするからです。

根気が大事ですね…!
深呼吸や軽い体操をする
子どもが緊張やイライラを感じたとき、深呼吸や簡単なストレッチを取り入れてみましょう。
これは発達障害児のストレス発散方法というわけではないので、親御さんやご家族の方も一緒にやってみると良いでしょう。
たとえば「鼻から吸って口からゆっくり吐く」を3回繰り返すだけでも、落ち着きやすくなりますよ。
ジャンプや腕回しなどの軽い運動を、ゲーム感覚で行うのも効果的です。
ストレスが溜まったときや気分が落ち込んだとき、落ち着かないときなどにやってみても良いですし、時間を決めて習慣化するのも良いでしょう。

集合住宅の人には向かないかもしれないのですが、Youtubeの「Brain Break」という運動動画がうちの子は好きでした!
こんなふうに、自分がゲームのキャラクターになったつもりで敵を避けたり、コインをゲットしたりできます。
水に落ちないように石を渡ったり、左右に進む指示があればそれに従ったりして、ゴールを目指すという動画です。
Brain Breakの嬉しいところは、ゲームではなく動画なので、本人の動きには連動せず必ずゴールできるようになっている点です。
本人がうまくリズムに乗れなくても、コインをゲットできなくても、必ず最後には成功するようになっているんです。

良い運動になるのはもちろん、楽しく盛り上がるのでストレス発散にもぴったりでした!
カードやボードで表現する
「悲しい」「怒った」「楽しい」などの感情を、カードやボードで示す方法を活用しましょう。
言葉では伝えにくい子でも、自分の気持ちを視覚的に表現できるヒントになりますよ。
たとえば「今日はどの気持ちかな?」と尋ねてカードを選んでもらえれば、内にため込みすぎずにストレスを発散できるかもしれません。
親御さんも子どもの機嫌や状態を把握しやすくなり、コミュニケーションが円滑に進むことも期待できるでしょう。

まめも当初は視覚優位だったのでこのカード方式を採用していたんですが「選ぶだけ」なのでハードルが低く、コミュニケーションがスムーズになりました
ゆるくルーティンを作る
発達障害児が毎日の生活の流れを予測できるように、簡単なルーティンを設定するのもおすすめです。
たとえば、必ずする朝の着替えや歯磨きはもちろん、できればやってほしい夕食後の片付けや部屋の整理など、順番や時間を決めておきましょう。
シールなどのコレクションを喜ぶ子どもであれば「できたらシールを貼る」「スタンプがたまる」といったゲーム感覚で取り入れるのも良いですね。
一定数シールやスタンプが溜まったら、いつもしている娯楽の時間を長く設定するというごほうびを与えてあげましょう。

このとき、ごほうびは「モノ」ではないほうが良いそうです
「シールが〇枚たまったらおもちゃを買う」というふうに、モノで釣る方法だと、子どもはその行動の本質的な意味を理解しないまま、ただ物欲のために頑張ることになります。
そうすると、学校や社会で「何も買ってもらえないならやりたくない」という気持ちになってしまうリスクがありますよね。
そのため、ごほうびとしては「マンガやゲームの時間を10分拡大できる」というように、娯楽に紐づけることがおすすめです。

社会に出てやることを早く終わらせれば娯楽の時間が持てるわけだし、本質に基づいたご褒美だね!
こんなふうに、楽しみながら取り入れられるルーティンを作っておくと良いでしょう。
まとめ
発達障害を持つ子どもや大人は、特性の影響でストレスを感じやすくなります。
小さなサインを見逃さず、環境調整や支援を組み合わせることで、ストレスを軽減することが可能です。
早めの対策とサポートで、安心して生活できる環境を整えましょう。













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